従業員の声
インタビュー（入社10年目社員の場合）
━━━栗田煙草に入社する前と、栗田煙草を知ったきっかけを教えてください。
- 入社する前は、大学の電気電子工学科で、主にインバーター関係の研究をしていました。
- 私が卒業する時期は景気が悪く、もともとは公務員（警察官）を志望していたのですが受からなくて（笑）
- そうこうしている時、卒業研究でお世話になった教授から、教えていただいたのが栗田煙草でした。
━━━教授のご紹介ということですか。
- そうですね。実は、もう一社同時に教えていただいた会社もあったのですが、その教授だけでなく就職課の担当者も、「大きな会社じゃないけど、これから先伸びる会社だから、栗田煙草のほうがいいよ」と言ってくれたので選びました。
━━━じゃあ、教授のおかげ、ということですね
- そうかもしれないですね。ただ、教授の方にも、自分のゼミ生から就職浪人生を出したくなかった事情があって、必死だったみたいです（笑）今となっては、ほんと良かったなと思いますけどね。
━━━入社してからの印象はいかがでしたか？
- 教えてもらった時も思ったのですが、会社名からは内容が想像できないので、どんなことをやっているのか最初はピンときませんでした。入ってみて、農業用の資材を基本としながら、建設用資材や、まだどこにも出ていない商品を開発し生産している、という点が印象的で、勢いを感じました。
- 人数もさほど多くないし、入社当時から管理職の人だけでなく社長ともお話できる機会があるので、組織に透明感があるというか、上の人と距離が近いなと感じることは多いです。入社間もない頃、まだ学生気分が抜けてない時に、工場長自ら指導してくれたりもするので、大変な面もありますが、とても恵まれているなと思います。
- 大きな会社がどういうところかわからないですけど、友人の話と聴き比べると、特にそう思います。
━━━この記事をみたら、工場長も指導して良かったなと思われるかもしれませんね。
- そう思います。・・・いやまだまだです（笑）
━━━それでは、現在のお仕事について教えてください。
- 生産の流れでいうと最終工程にあたる部署を担当しています。
- 具体的には、出来上がった製品を機械に通して確認し、不具合があった場合は修正を行います。
- また、製品を出荷作業に関する統括も行っています。
- 部署としては派遣の方やパートさんなど女性の方が多い仕事なので、できるだけ働きやすい状態で作業して頂けるよう、コミュニケーションには特に気を付けています。
━━━最終工程、とのことですが、最後の部署として気を付けていることはありますか？
- もちろん、見逃さないことが前提ですが、次の作業工程があれば、仮に自分が見逃してしまった場合でもフォローしてもらえます。でも、今の部署は、次の工程がお客様になってしまうため、品質の落ちている商品は「絶対に」出荷しないよう心掛けています。
- もう少し詳しく説明すると、品質といっても製品自体の問題はほとんどありませんが、荷造りの仕方が悪くて移動中に型崩れしてしまった、など出荷での気遣いが足らず、その結果クレームにつながるケースの方が、実は多いと感じています。こういうケースでも、作業は標準書通りに行っていると思います。ただ、そこに書かれていないコツや気配りといったサービス面が足りていない、人によってその基準が異なっている、という問題があるので、今後は基準を作って部署全体の底上げが図れるようにしていきたいと思っています。
━━━素晴らしいですね。それでは、今の仕事の面白さややりがいについてお聞かせ下さい。
- 正直、今の仕事は、やりがいがあるというよりは、プレッシャーの方が大きいです。製造現場では、いつ何が起こるかわかりません。トラブルが発生してもお客様からの注文には100％答えなければなりません。さらに経験を積んでトラブルへの対処法が身につけば不安も減るのかもしれませんが、今はまだプレッシャーの方が大きいですね。
- ただ、営業や開発の部署と一緒に新商品を考える機会が多く、自分たちのアイデアが何らかの形で商品化したときにはすごくやりがいを感じます。また、出荷の部署にいると出荷量の増減がはっきりとわかるので、新しい商品の出荷量が最初は１くらいだったものが１０くらいになったときなどは、こっそりガッツポーズをして喜んでいます（笑）
━━━部署をまとめる立場としてはどう思いますか？
部下を動かすのは思った以上に大変です。自分が考えたこと思っていることはなかなか伝わらないし、自分が言わないと気づいてもらえません。- 今まで、大橋町（工場）で6年間、朝日町（工場）で2年間担当していました。今の部署に配属されたのが1年4か月前ですが、これまでの仕事とまったく違う内容ですし、去年1年間は精一杯でした。ようやく周りも見えてきてこれからもっともっと自分たちの部署を盛り上げていけたらと思います。
━━━入社したときと現在で、ここが変わったなという点はありますか？
- 仕事に対して真摯に取り組むようになったと思います。一つ例を挙げれば、24歳くらいまでは朝まで遊んでいたけど、最近は夜更かしせず、万全の体調で仕事に向かうようになりました。また、いいタイミングで役職をいただけたのも大きいと思います。会社に恩返しをするつもりで、与えられた仕事、役職を全うするためには、体調面は最低限注意するべきことだと思って、今は気を付けています。
━━━それでは、将来の目標やビジョンなどはありますか？
- そうですねぇ・・・じゃあ、海外に進出する際は、ぜひ工場長になりたいです（笑）
━━━え？本当にいいんですか？
- あ、じゃあ半分は冗談ということで（笑）
- でも、部門を束ねていく面白さはとても感じるので、あながち冗談だけとは言えないのかなと思います。現場で働いていた方が気持ちは楽ですし、今のまとめている立場の仕事は非常に疲れますけど、でも、やりがいは非常に高いので挑戦したいという気持ちはあります。
━━━他にはありますか？
- トラブルがあったときに解決する力を、もっと身に付けていきたいと思います。特に、現在の工場長のような、トラブルがあったときにある程度自分で機械を直せる技術を身に付けられたらいいなと思います。今は、トラブルがあったときは立ち会うようにして、技を盗み、経験を積んでいきたいと思います。特に機械については説明書を見ただけではわからないことばかりなので、一つ一つが勉強になります。
━━━最後になりましたが、会社について一言お願いします。
- 以前に比べて、部署間のつながりが強くなっていることを感じます。前の工程がどうなっているかわからないという点も改善されていますし、コミュニケーションもしっかりとれていると思います。親にも「ボーナスが出ているから大丈夫だよ」と伝え、安心してもらっていますが（笑）、これからも日々気を付けて頑張っていきたいと思います。
━━━どうもありがとうございました。
若い力を育てる