栗田煙草苗育布製造株式会社

Interview 01

インタビュー01

社会的な人手不足の中で一人一人が様々な役割を担えるような人材を育成したい。

取締役 統括部長

酒井 隆宏

社会的な人手不足の中で一人一人が様々な役割を担えるような人材を育成したい。

取締役 統括部長

取締役 酒井 隆宏

石川県金沢市出身。1997年群馬大学工学部を卒業後、約10年間のアパレル系ニット製造メーカー勤務を経て2008年に当社へ入社。入社以降3年間は製造現場での経験を積みながら開発業務、生産管理、品質管理業務に従事。4年目以降は専業として開発業務、生産管理、品質管理を主業務としながら、営業的な顧客対応、会社における各種制度の見直しなども担当。
プライベートでは趣味のゴルフと家族とのレジャーで県北(那須方面)によく出かけます。良い家庭を築きながら伸び悩んでいるゴルフを再構築するのが当面の課題です。

Q

まずはご自身の仕事内容を教えてください

A.当社には大きく分けて3つの部門(管理、製造、営業開発)があり、そのすべてを統括管理することが現在の役割です。通常の管理は各々の部門長に任せていますが、管理部門においてはより良い会社となるための制度改革、製造部門においては部門間の連携強化、生産効率を向上させるための仕組みの構築、品質の継続的改善、営業開発部門においては当社特有の技術を生かした商品開発に力を入れています。

Q

どのような会社を目指しているか教えて下さい。

A.世の中の景気に左右されない強い商品を多く持ち、働く人たちが安心して将来設計を描け長く働ける会社、顧客にとってもなくてはならない会社とすることが目標です。そのためには現状の業績だけではなく将来を見据えたモノづくりを継続していくための優秀な人材を常に確保できるような魅力ある会社づくりを進めていかなければならないと考えます。

Q

会社の雰囲気について教えてください。

A.若い従業員が多く、特に高齢化が進んでいる繊維産業では珍しいと思っています。
従業員一人一人はまじめな方が増えてきた印象です。コツコツと手を抜かず業務を担える従業員が多く、その結果、生産性の向上、不良率の削減が実現できています。一方、ムードメーカーになるような人材が減っているように感じます。社会的な問題ですが新型コロナにより、社員旅行、忘年会等の飲み会がなくなり、従業員間のつながりが薄れている気もします。若手から再開を望む声も聞こえるので、そういった意見は大切にしたいと思います。

Q

人材育成に関して特にこだわっていることを教えてください。

社会的な人手不足が深刻であり、特に中小企業は新卒の採用すら困難な時代となっています。その中で一人一人が様々な役割を担えるような人材を育成しなくてはならないと考えます。数年前から業務の共有、多能工の育成に力を入れており、年々その成果が表れてきています。誰かがいないと前に進まない業務を無くし、複数人がその業務に携われることにより、有給休暇が取得しやすいといった働く側のメリットも大きいと実感しています。